図書館【エレガントな毒の吐き方】中野信子著 読んでみたー!!!

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みなさん、ごきげんよう。
活字好き ウモリユキミ です。

ウモリ<br>ユキミ
ウモリ
ユキミ

このページは私が読んだ について好き勝手な感想を書いています。ネタバレ 含みます。

エレガントな毒の吐き方

今回読んだ本は 中野信子 先生の エレガントな毒の吐き方 です。

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エレガントな毒の吐き方

概要

Amazonサイトから引用

職場、取引先、身内、ママ友、ご近所…イヤなことをされる、困っている、本当は言い返したい。
だけど、この関係性は壊せない――

つい「この場さえ我慢すれば」と思ってしまう自分を救う知的戦略

――――――――――――

「本音は正義」「噓をつかないことが、無条件にかっこいいことである」という話が、最近、いろいろなところから聞こえてきます。

しかし、本当にそうでしょうか?
その場限りの、二度と会わない相手ならばいいかもしれませんが、壊してしまったらあまりにも失うものが大きい関係性に対しては、「別の戦略」を考えてもいいように思います。

イヤだ、不快だという自分の気持ちを無視したり、心を殺してなかったことにするのではなく、返す言葉に、「エレガントな毒」として含ませる。言いたいことを言うけれども、相手を直接傷つけたり、関係性を破壊してしまったりしない。

そんな「大人の教養」と「古都・京都が育んだ人間関係のエッセンス」を、一緒に学んでみませんか。

なるほどなぁと思った内容

一つ目

  • イやなことを言われたりされたりしても、ポジティブであれ、スルーして明るく振る舞えばあなたのもとに陰はやってこない……自然なネガティブさを否定する環境の中では、かえって人間は病んでしまうというものです。

はじめに から抜粋

とり<br>ちゃん
とり
ちゃん

不快なことを「エレガントな毒」として昇華するって考え良いわよね✨

ウモリ<br>ユキミ
ウモリ
ユキミ

ポジティブ至上主義はちょっと無理があるなぁと思っていたから、この考えは同感だね。

二つ目

  • 京都は長らく ~(中略)~ 次に誰が権力を持つかも分からない。だから、どこにも敵をつくらず、誰とも仲良くしすぎない、というのは生き延びていく上での基本だった。そうやって編み出されてきたのが京都風の言い回しなのだ……。

「あいまいさ」を賢く戦略的に使いこなす から引用

とり<br>ちゃん
とり
ちゃん

京都は昔から権力の中枢であり、統治する人がコロコロ変わる土地だったものね。

ウモリ<br>ユキミ
ウモリ
ユキミ

そうそう。京都風の間接的な言い回しは、いつ誰が権力を持つか分からない不安定な土地だからこそ生まれたコミュニケーションのスキルなんだね。

三つ目

  • この違和感をスルーしてしまうような人は、「田舎者」であるとして京都人は嘲笑のネタにするというやり方で留飲を下げるのだそうです。

コミュニケーションも関係性も「その場限り」ではない、だから… から抜粋

とり<br>ちゃん
とり
ちゃん

これは怖いわね💧

ウモリ<br>ユキミ
ウモリ
ユキミ

まぁね。こういうところが京都の人は意地が悪いと言われる所以だけど、、、。正直、この違和感に気づけない人の過失だと思うな。次のエピソードもそうだね。

四つ目

  • 「いや、かなんわぁ、けったいな人やなぁ。堪忍しとくれやす」
    これは怒り・拒絶の最大限のアピール。「けったいな」は本来、「ちょっと変わった」くらいの意味ではあるが、ここでは「察しが悪い=頭が悪い、失礼な人」くらいの最大級の侮蔑。ここで引かないと出禁レベル。

言いにくいことをエレガントに伝える具体的な方法 から抜粋

とり<br>ちゃん
とり
ちゃん

感性を磨くしかないわね💧

ウモリ<br>ユキミ
ウモリ
ユキミ

そうだね。カンが鈍いことは恥ずかしいという認識でいないといけないんだね。

五つ目

  • 特に理由も説明もなく「おもしろい」と言われたときは、「理解できない」「変だ」「頭が悪い」といったニュアンスが込められていることに気がつきたい。つまり、「おもしろいこと言わはる」=「こちらとしては全く受け入れ難いことをおっしゃいますね」ということ。

言いにくいことをエレガントに伝える具体的な方法 から抜粋

とり<br>ちゃん
とり
ちゃん

ところで、アンタだったら「お嬢さん、ピアノが上手どすなぁ」って言われたらなんて返す?

ウモリ<br>ユキミ
ウモリ
ユキミ

私の場合、それを言われたらすぐに「うるさかったですか。申し訳ありません」って謝るね。他者に迷惑をかけないように注意して暮らしているから京都の感性と同調できると思う。というか、そもそも防音設備がなかったり、他人の家との距離が近い状態で楽器の練習はしないかな。

とり<br>ちゃん
とり
ちゃん

アンタなら上手くやれそうね。

最後に

という感じで今回読んだ本は 中野信子 先生の エレガントな毒の吐き方 です。

ウモリ<br>ユキミ
ウモリ
ユキミ

千年の都として数々の修羅場をくぐった土地柄が生み出したコミュニケーションのスキル、まさに エレガントな毒の吐き方 でした。

それではまた、次の記事でお会いしましょう。

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