図書館【検察側の罪人】雫井脩介著 読んでみたー!!!

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みなさん、ごきげんよう。
活字好き ウモリユキミ です。

ウモリ<br>ユキミ
ウモリ
ユキミ

このページは私が読んだ について好き勝手な感想を書いています。ネタバレ 含みます。

検察側の罪人

今回は、雫井脩介 先生の 検察側の罪人|上下巻 を読んでみました。

検察側の罪人
(上巻)
検察側の罪人
(下巻)

概要

検察側の罪人|上巻

手堅い仕事ぶりで定評のある実力派検事・最上毅。彼には忘れられない事件があった。学生の頃、下宿していた寮の大家の娘が、卒業して下宿を出た4年目の春に殺害されたのだ。犯人逮捕に至らず、法改正で時効が撤廃される前に時効が成立してしまった。

事件当時司法試験に足踏みをしていた最上には何の力にもなれなかった悔いだけが残った。その寮の先輩だった新聞記者の水野は週刊誌に転身してまで、事件を執拗に追い犯人と思しき人物の調査をしていた。

その事件とは関係なく老夫婦が殺害されるという凶悪事件が最上の勤める管内で起きた。捜査線上にあがった不審人物のひとりに聞き覚えがあった。それは、大家の娘が殺された事件で重要参考人にあがっていた松倉という男だった……。

Amazonサイトから引用

検察側の罪人|下巻

23年前の時効事件の犯行は自供したものの、老夫婦刺殺事件については頑として認めない松倉。検察側の判断が逮捕見送りに決しようとする寸前、新たな証拠が発見され松倉は逮捕された。しかし、どうしても松倉の犯行と確信できない沖野は、最上と袂を分かつ決意をする。

慟哭のラストが胸を締め付ける感動の巨篇!

“時効”、“冤罪”そして“法律”というキーワードを軸に、「正義とは何か?」を問う作品。正義のあり方を根本から問う雫井ミステリーの最高傑作!

Amazonサイトから引用

感想

とり<br>ちゃん
とり
ちゃん

この前観た映画の原作よね?

ウモリ<br>ユキミ
ウモリ
ユキミ

そうそう。映画を観て面白かったから原作も読んでみたんだ。

とり<br>ちゃん
とり
ちゃん

映画と小説だとやっぱり違う?

ウモリ<br>ユキミ
ウモリ
ユキミ

かなり違うね。映画も良かったけど、小説の方が断然良かったよ✨

とり<br>ちゃん
とり
ちゃん

そんなに違うの?

ウモリ<br>ユキミ
ウモリ
ユキミ

現職の検事である最上が罪を犯すまでの心理描写最上と諏訪部の関係性白川が弁護団に加わる経緯 とか、映画の「?」なところが腑に落ちたね。

とり<br>ちゃん
とり
ちゃん

確かにね。映画は少し展開に無理な感じはあったわね。

ウモリ<br>ユキミ
ウモリ
ユキミ

そうそう。例えば最上が松倉に罪を被せることについて自問自答しているところなんだけど、

そうではなく、やってもいない罪をかぶせることにこそ ー それも己の罪過を上回る今回の事件のような罪をかぶせることにこそ ー 断罪を逃れた松倉に下される天誅として、大きな意味が出てくるのではないか。

検察側の罪人 上巻 から抜粋

ウモリ<br>ユキミ
ウモリ
ユキミ

映画では勢い任せな感があったけど、こうして心情を文章で読むと、現役の検事である最上自身が罪を犯してまで松倉を犯人に仕立てあげるという多少無理のある展開も納得できたよ。

とり<br>ちゃん
とり
ちゃん

映画は短い時間でまとめなくちゃいけないから仕方ないわね。

ウモリ<br>ユキミ
ウモリ
ユキミ

そうだね。あと、ラストが大きく異なる 点も違うかな。私は小説版のラストの方が好きだな。

最後に

という感じで今回は、雫井脩介 先生の 検察側の罪人|上下巻 を読んでみました。

ウモリ<br>ユキミ
ウモリ
ユキミ

重厚なヒューマンドラマです。

それではまた、次の記事でお会いしましょう。

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コメント