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みなさん、ごきげんよう。
活字好き ウモリユキミ です。

ユキミ
このページは私が読んだ 書籍 について好き勝手な感想を書いています。ネタバレ 含みます。
木曜日の子ども
今回は 重松清 先生の 木曜日の子ども を読んでみました。

概要
「世界の終わりを見たくはないか――?」 絶望の先を描き切った衝撃作!
7年前、旭ヶ丘の中学校で起きた、クラスメイト9人の無差別毒殺事件。
結婚を機にその地に移った私は、妻の連れ子である14歳の晴彦との関係をうまく築けずにいた。晴彦は、犯人の上田祐太郎の面影があるらしい。上田が社会に復帰したこの夏、ある噂が流れる――世界の終わりを見せるため、ウエダサマが降臨した。やがて近所で飼い犬の変死、学校への脅迫が相次ぎ、私と晴彦の距離は縮まらないまま、再び「事件」が起きる。
Amazonサイトから引用
感想
話の本筋についての感想ではないんだけど、、、。
中学生の息子がいる方と結婚するんであれば、息子と仲良くなってからにしようよ。
なんで大人同士が盛り上がったタイミングで決めちゃうのかなぁ?
主人公は42歳のオッサンなのだが、結婚相手の連れ子と良好な関係を築くことについて「やるしかないんだ」とか思ってるのが痛々しく感じた。「やるしかないんだ」の状態になる前にやるべきことはいくつもあっただろ。
そしてこの主人公、常識人風なのだが、ところどころ図々しいのがイラっとする。
主人公、結婚相手、息子で車に乗っている時息子がイヤホンで音楽を聴いていた。それを見た主人公が「家族で一緒にいるときぐらいは音楽を聴かないでほしいんだけどな、とも思いながら」という一文がある。
まだ、息子から家族と認められていないからこういう態度を取られるのに、当の本人は頭の中で「家族で一緒に」と後から加わった新参者の自分も家族の一員にしてしまっているのである。
図々しいよね。
悪気はないんだろうけど。
息子に注意しなかっただけでも良しとするか。
あと、新居のリフォーム費用も全て負担しているところに引っ掛かった。
一見すると結婚相手に負担をかけないようにと良い話のような気もするが、家族というより隷属的な関係を築こうとしているように思えて気持ち悪かった。家族関係の構築が上手くいかなかった時の出口戦略がないところもイラっとする。
極めつけは、自分と結婚相手が楽しそうにしていることが、息子にとっては世界の終わりのような絶望であったということを知らされた時の「なにも知らなかった。なにも想像できなかった。」は本当に頭お花畑だと思った。
今まで母子家庭で頑張って暮らしてきたのに、いきなり現れたポッと出のオッサンといる時の方が楽しそうにしている母親を見たらそれは嫌だろ。ちょっと考えればわかるだろ。こいつモテないだろうなぁ。
この上辺だけの偽善的な父親気取りヤローだが、ラストで本当の父親になれるかどうかの究極の選択が突きつけられることになり、やっぱり重松先生すげぇーって感じの作品でした。
最後に
という感じで今回は 重松清 先生の 木曜日の子ども を読んでみました。

ユキミ
序盤から中盤にかけては続きが気になって仕方なかったです。
それではまた次の記事でお会いしましょう。
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ウモリ ユキミ
世の中のあらゆることに首をツッコむ なんでも屋 雨森屋 店主 ウモリユキミ と申します。
福祉 × 教育 × 金融 をライフワークとする個人事業主です。
投資家|ブロガー|手話勉強中
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