サラリーマンを辞めて思うこと

umoriya-column0 コラム

今年3月末で、サラリーマン生活を終えた。

なんだかんだで約15年勤めた。

長いものである。

世間では終身雇用制は古いと言われることも増えたが、それでもまだ多くの方が定年まで勤めているのが現状であり、定年まで一つの組織で働くということは、素直にすごいことだと思う。

私の父親もその一人で、この歳になって偉大さがわかるようになった。

そんな私も駆け出しの頃は、途中で辞めるなんてことは微塵も考えていなかった。

むしろ、「ガンガン出世してやる」なんてイキっていた気がする。

今考えると非常に恥ずかしい。

現在、辞めて約2か月だが、今のところ何か困ったことは発生していない。

「まだ」と言った方が正確かもしれないが、、、。

自分の意思で辞めているので、もちろん辞めて良かったのだが、はたして辞めて何が良かったのか改めて考えてみた。

率直な感想として、サラリーマンを辞めて良かったことは3つある。

まず1点目は、「人と関わる時間が減った」ことである。

根っからの陰キャである私は、人と関わることが苦手である。

さらに細かく言うと、「ガサツな人」や「マナーが悪い人」が特に苦手である。

組織で働いた経験として、各部署に必ず「ガサツな人」や「マナーが悪い人」は存在した。

※あくまでも「私にとっての」という意味なので、がさつやマナーの悪さの線引きは人によって異なることは理解しているつもりだ。

特に「大きな音」を出す人が苦手だ。

大声、引き出しを閉める音、パソコンのタッチ音などが大きい人のことである。

※基本的に「過度なこと」や「不必要なこと」をする人間が苦手なのである。

注意したりもするが、どこの部署にも必ず存在するのでキリがない。

先輩や上司だったりするとどうしようもないのであきらめていた。

そんな人達と関わらなくてよくなったのが何より嬉しい。

2点目は、「朝の通勤電車に乗らなくてよくなった」ことである。

1点目と似た話になるのだが、「マナーが悪い人」が苦手なので、電車の中はかなりきつい空間である。

特にリュックを背負った高校生は天敵だと思っていた。

誰しもマナーが悪いというわけではないが、マナーの良し悪しは人それぞれ定義が異なるため、多くの人が利用する公共の場が苦手なのである。

3点目は、「コンビニでお金を使わなくなった」ことである。

忙しいときは、残業で遅くなるとどうしてもコンビニを利用する機会が増える。

コンビニの商品は好きなのだが、やはり値段が高い。

夜遅くまで働いた分の残業代はもらっていたので、コンビニでお金を使うぐらいどうってことはなかったが、無駄な出費に思えて仕方がなかった。

働いている当時は、そんなにストレスだとは思っていなかったが、辞めてから結構なストレスだったことに気がついた。

以上の3点が辞めて約2か月の率直な感想として良かったと思うことである。

改めて考えるとなんともちっぽけなことだが、こんなことにストレスを感じて日々イライラしていたことが、とにかくちっぽけだと思って笑った。

ただ、他の人から言わせれば、「俺だってお前がいない方良いよ」と言われるだろう。私が単にめんどくさい人間なのだと思う。

辞めてから半年が過ぎた頃には、やっぱり辞めなきゃ良かったなんてことにならないように精一杯生きようと思う今日この頃である。

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