雨森屋コラム【「トケマッチ」と「みんなで大家さん」をガチでやろうとした男】ウモリユキミの孤高日記

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雨森屋|コラム

みなさん、ごきげんよう。
コラムニスト(仮) ウモリユキミ です。

ウモリ<br>ユキミ
ウモリ
ユキミ

このページは 私が感じたこと を 好き勝手に綴った ページです。

トケマッチ|みんなで大家さん

トケマッチ と みんなで大家さん 知ってますよね。

トケマッチとは

トケマッチとは、所有者が預けた高級腕時計を別の利用者に貸し出し、毎月の預託料(報酬)が支払われると称していた高級腕時計のシェアリングサービス。

  • 運営会社:株式会社ネオリバース(2021年1月サービス開始)
  • 仕組み:オーナーが高級腕時計を運営会社に預けると、実際に貸し出されたかどうかにかかわらず、毎月預託料が支払われる。
  • 実態:2024年1月末に突然の法人解散とサービス終了が発表され、預かった高級腕時計(ロレックスなど)の大半が勝手に売却や質入れされていたことが発覚。被害総額は時価約28億円相当(約1700〜2300本)にのぼると言われている。
  • その後の動向:運営会社の元代表らはサービス終了と同時期に海外へ出国したが、のちに逮捕され、刑事裁判で横領などの罪が問われている。

みんなで大家さんとは

みんなで大家さんとは、共生バンクグループが提供していた1口100万円から始められる個人投資家向けの不動産小口化商品。 長年にわたり「想定利回り年6.0〜7.0%」の高配当をうたってテレビCMなどで大々的に宣伝され、約4万人から総額約2,000億円もの資金を集めた。

しかし、実態の伴わない開発計画や巨額の債務超過が次々と明るみに出て、2026年9月1日に大阪府と東京都から「事業許可取り消し」の行政処分を受け、事実上の事業終了(崩壊)を迎えた。

本来は、複数の投資家から集めた資金で大型商業施設や開発用地を取得し、そこから得られる「賃貸収入(家賃)」を原資として分配金を支払うスキームだった。しかし、実態は以下のような深刻な問題を抱えていた。

  • 杜撰な開発計画(シリーズ成田): 預かり資産の多くを占める中核プロジェクト「成田空港周辺の開発計画」は、何年経っても実質的な工事が進まず更地のまま。さらに、地主である成田国際空港株式会社(NAA)からも契約を打ち切られ、計画は完全に頓挫した。
  • ポンジ・スキーム(自転車操業)の疑い:建物が建っておらず実際の賃料収入がないにもかかわらず、高利回りの配当を出し続けていました。これは事業利益ではなく、「新規出資者から集めたお金」をそのまま「既存出資者への配当」に回していただけではないかと強く指摘されている。
  • 2,800億円を超える債務超過:運用会社である「都市綜研インベストファンド」は、土地の評価額を大幅に引き下げたことなどから、約2,881億円もの絶望的な債務超過に陥っていることが2026年に判明した。
  • 分配金・償還の停止: 2025年夏頃から分配金の支払いや解約(償還)の手続きが相次いで滞り、約188億円の返金遅延が発生。
  • 集団訴訟の拡大: 全国で投資家による大規模な集団返還訴訟が起こされており、原告数は2,500人超、請求総額は230億円規模に上っている。
  • 資金回収の厳しさ: 裁判所で全額返還を命じる判決が出ているものの、会社の残高が極めて少なく、事業許可も取り消されて新規資金の流入が完全に断たれたため、出資されたお金が手元に戻ってくる可能性は極めて低いとみられている。

高級時計や現金数百万、数千万円という大金を失って絶望している投資家の声をニュースで見るたび、私は背筋が凍るような思いと、同時にある猛烈な感情に包まれた。

その感情とは、、、。
「あの時の私、マジで神すぎだろっ!!!」

実は私、この2つのサービス、両方ともガチでやろうとしていた。しかも、ただなんとなく眺めていたレベルではなく、申し込みの一歩手前まで。

今回は、私が巨額の投資トラブルから奇跡的、いや、自分の神がかり的な勘 で生還した話である。

何もしなくてもお金が入る魅惑の誘惑

ことの始まりは、何かいい資産運用はないかなと探していた時のことだった。

そこで目に入ってきたのが、高級時計を預けるだけで毎月の不労所得が入るという トケマッチ
「時計を預けるだけでお金がもらえるの?最高じゃん!」と、かなり魅力的に見えた。ちょうど使っていなくて毎年の手入れが面倒になっていたオメガの時計があった。

さらに、テレビCMでもお馴染みだった みんなで大家さん
想定利回り7%前後という、銀行に預けるのが馬鹿らしくなるような好条件だった。

どちらもネットでの露出が多く、一見するとちゃんとした大人のビジネスに見えた。パンフレットを読んだり、公式サイトを隅々までチェックして、私の心は「よし、やろう!」と完全に固まっていた。

運命の分岐点|脳内で鳴り響いた謎の警告音

まさに、申し込みフォームに個人情報を入力しようとしたその時。

突然、自分の中で「待てよ?」と、強烈なブレーキがかかった。

データを分析したわけでも、裏金流用の証拠を見つけたわけでもない。ネットに悪い評判が出回っていたわけでもない。

完全に 勘 である。

理屈じゃなく、脳の奥のほうで「なんか嫌な予感がする」・「なんか引っかかる」・「うますぎる気がする」と、全方位アラートが鳴り響いた。

せっかくここまで調べたんだから、、、。
みんなやってるし大丈夫でしょ、、、。

アラートとは別にアホな顔した悪魔(なぜか出っ歯だった)のささやきが何度も聞こえてきたが、私は自分の直感を信じることにした。

「うん、一旦やめとこ。なんか嫌だから」

そう言って、静かにブラウザの×ボタンをクリックした。

ニュースを見て頭の中で流れた讃美歌

それからしばらくして、衝撃のニュースが飛び込んできた。

まずは2024年の初め、トケマッチが突然の解散発表。預けられた高級時計が返却されず、あろうことか勝手に売却されていたという、業務上横領のニュース。指名手配まで出る大事件になった。

そしてその後、みんなで大家さんへの一部業務停止処分や配当遅延のニュース。華やかだった成田の開発現場が、実は全然進んでいなかったという報道映像を見た時は、「やっぱりね」と思いながらガッツポーズした。

もし、あの時、自分の勘を無視してクリックしていたら。今頃私はニュースを見るたびに頭を抱え、眠れない夜を過ごし、返ってくる見込みのない大金に涙していたはずだ。

それを救ったのは、他でもない私自身の勘だった。

データや知識より心の羅針盤が最強の防衛装備

「投資は感情でするな、データで判断しろ」と言われる。これはそのとおりだ。私も財務諸表を見て投資銘柄を決めている。

しかし、世の中の巧妙な詐欺や破綻するサービスって、データや見せ方が綺麗過ぎる。自分たちで集めたデータなんてどうとでも加工できるから。プロの投資家や知識人だって、騙されるときはコロッと騙される。

だからこそ、最後の最後に自分を守ってくれるのは、「言語化できないけれど、なんか怪しい気がする」という防衛本能「勘」である。

周りがどんなに儲かると盛り上がっていても、自分の心が少しでも「う~ん」と曇ったら、そこには必ず理由がある。

大損を神回避した私の勘、褒めちぎった。

何か大きな決断をする時は、他人の声よりも自分の声「心の羅針盤」を信じる。

この羅針盤は、自営業者として他者に頼らず活動することによって日々精度が上がっているのを実感する。

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