雨 森 屋 図 書 館
ユキミ
このページは私が読んだ 書籍 や観た 映画 について好き勝手に書いています。ネタバレ含みます。
みなさん、ごきげんよう。
活字大好き ウモリユキミ です。
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世の中のあらゆることに首をツッコむ なんでも屋「雨森屋」店主 ウモリユキミ と申します。
「福祉」×「教育」×「金融」をライフワークとするフリーランスのブロガーです。
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宮本武蔵 司馬遼太郎著
今回読んでみた本は 司馬遼太郎 先生 の「宮本武蔵」です。
ちゃん
吉川英治先生と違う視点の武蔵が知れて良いわよね✨
ユキミ
そうそう。井上雄彦先生のバガボンドはこっちの武蔵色が強いよね✨
あらすじ
Amazonサイトから引用
剣の道を極め、「兵法者」として頂点に立ちながらも、「軍学者」としての処遇を求め続け、野望と出世欲を捨て去れなかった宮本武蔵。
才気溢れるゆえの自負と屈託、天才と紙一重の狂気など、その人物像を生い立ちから丹念に追い、新たな武蔵像を描き出した司馬文学の新境地。
覚えておきたいと思った内容
小櫛のをしえ
小櫛とは櫛のことである。
「わが心に櫛をもて」と武蔵はいう。
櫛をもって髪をすく。敵を知る場合もそうである。すく場合、毛に結ばれたあたりがすきにくいが、それをなんとかといてゆかねばならない、という。敵について不明の部分を残すな、ということであろう。
宮本武蔵「宝蔵院流」から抜粋
軍略家
武蔵は沈黙していた。
太刀の種類を事前にあかすような試合は、かれの兵法観からすれば兵法ではない。
かれにあっては兵法は試合場の競技ではなく、天地とおなじ寸法だけひろく大きく、そのような瑣末なことで人的な制限をくわえるべきものではない。
宮本武蔵 「山桃」から抜粋
身は気儘
「身は、気儘にしておかねばならない」と、武蔵はいった。
それ以上いわなかったが、武蔵にいわせれば、試合前、人の目注視のなかにいることは不利だという意味であろう。武蔵はいままで幾度となく日限をかぎっての試合をしてきたが、一度も試合前に衆目のなかに身を曝していたことはない。つねに身をくらまし、不意に試合の場所にあらわれ、一撃をもって勝負を決した。でなければ、かれの考えでは不利なのであろう。
人の目は好奇心だけのことである。武蔵の心境やいかに、いかなる準備をなすか、兵器(えもの)はどのような、というようなことを小うるさく観察しようとするであろう。それに対する神経のつかいかたで徒労してしまうが、そのうえそれが敵方に漏れてしまってはどうにもならない。身を気儘にしておくというのはそういうことであろう。
宮本武蔵「決闘」から抜粋
ちゃん
「用意周到」・「相手に主導権を握らせない」・「思慮深さ」、アンタも見習いなさいっ!
ユキミ
そうだね✨精進するよ✨
最後に
という感じで今回読んだ本は、司馬遼太郎 先生の「宮本武蔵」でした。
ユキミ
「兵法者」としては成功したけど、「軍学者」としての仕官は果たせなかった武蔵。切ない💧
それではまた、次の記事でお会いしましょう。
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